12/2(金)京都公演の聴きどころ

“次世代クラシック”とは? 現代音楽ではなく”現代の音楽”とは?


三村奈々恵(マリンバ&ヴィブラフォン)


10年ほど前から、”ネオ・クラシカル” や ”ポスト・クラシカル”というワードを目にする機会も多くなって来たかと思います。これらは一体どんな音楽なのかと一言で表すなら、概ね ”クラシック音楽+エレクトロニカ”、(エレクトロニクスを使用しないものもあります。)


そして、ミニマル・ミュージックの影響を強く受けているのも特徴と言えます。いわゆる、無調でリズムも複雑な、聴くのも演奏するのも難解なそれまでの“現代音楽”とは違って、聴きやすいけれど決して浅い音楽ではなく、しっかりとした伝統的クラシック音楽理論を背景に持ち、またそれを発展・進化させた、まさに現代人のための“現代の音楽”と言えるかと思います。


 

本公演は、前半にこの新ジャンルである“次世代クラシック”の作品たちを集めました。なかなか他では聴けない貴重な作品を、素晴らしい共演者の皆さまと共にお届けします。


また今回は、会場の音響を生かしたく、エレクトロニクスを使用しないアコースティック作品で構成しました。


オープニングは、元祖ミニマル音楽作家のP.グラスをマリンバ・ソロで。続いて、ミニマルを発展させた、A.アキホの最小公倍数を駆使したリズム遊び満載の作品を。今年のグラミー賞にノミネートされたA.アキホは現在、世界で最も注目される作曲家の一人です。


そして、まさにポスト・クラシカル的な美しさを持つO.ゴリホフのマリエルをマリンバとチェロで。1部最後は、アコースティック楽器のみで見事にディレイ(エコー)を浮かび上がらせる作曲手法を編み出したE.コールのブルーム組曲。幾何学的でありながら、時空間の歪み=多層時間を表現した作品であり、人工ディレイはまさに必聴です!


後半は、スペシャル・ゲストにヴァイオリンの奥村愛さんを迎え、王道クラシックやタンゴ、映画音楽の名曲たちをお届けします。どんな方にも聴き馴染みのある作品ばかりドド〜ンと勢揃いですので、こちらも楽しんで頂けるかと思います。


12月2日(金)は是非、京都コンサートホール(アンサンブルホールムラタ)へ足をお運び下さい!皆さまに会場でお会いできますのを楽しみに準備に勤しみます!











12/02(金) 京都公演 | クラシック・キャラバン 2022

https://www.classic-caravan.com/1202-kyoto


三村奈々恵 produce スペシャル・コンサート

-クラシックの名曲から次世代クラシック音楽まで-

2022年12月2日(金) 19:00開演(18:15開場)

京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ